2007年9月25日、英ボーンマス(Bournemouth)で開かれている労働党(Labour Party)定期大会で、演説するデービッド・ミリバンド(David Miliband)英外相。(c)AFP/Leon Neal
【9月26日 AFP】デービッド・ミリバンド(David Miliband)英外相は25日、同国南部のボーンマス(Bournemouth)で開かれている労働党(Labour Party)定期大会で演説し、英国の発展には欧州だけでなく米国との強いつながりも必要だと述べた。
ミリバンド外相は、トニー・ブレア(Tony Blair)前首相時代からの脱却を宣言。過去10年の経験から学ぶべき時がきたと述べた。
同外相は、ブレア前首相が世論に反しながらも、ジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)米大統領と足並みをそろえて参戦したイラク戦争は結局、両国のあいだにあつれきを招いたと指摘。「戦争には勝利したが、平和を勝ち取ることはそれよりも困難だ」と述べた。
しかしゴードン・ブラウン(Gordon Brown)首相が就任して以来米国との関係が薄れていることについて、同外相は、米国と欧州連合(European Union、EU)は英国の発展に欠かせないパートナーだと強調。「わたしはいつでも米国との同盟関係およびEU加盟国の地位を擁護する。両方とも戦略的な駆け引きをする関係ではなく、永続的な関係だ」と述べた。
また、同外相は英国が米国と同じ「本質的価値観」を持っており、米国との連携は「ほかのどの国よりも意義がある」と付け加えた。
イラク駐留英軍が南部のバスラ(Basra)でイラク軍へ治安権限を移譲し、撤収したことで英国は米国と緊張関係にある。
ブラウン首相は個人的にはイラク戦争に懐疑的とみられており、就任以来、イラク戦争に対して同様の立場に立つ複数の人物を閣僚指名した。同首相は、10月にも駐イラク英軍兵士のさらなる撤退を発表する可能性があるとみられている。(c)AFP/Katherine Haddon