関連情報パキスタンの政治情勢
2007年9月14日、パキスタンの首都イスラマバード(Islamabad)で、パキスタン人民党(Pakistan People’s Party、PPP)議会派のMakhdoom Amin Fahim副総裁(中央)からベナジル・ブット(Benazir Bhutto)元首相の帰国が発表され喜ぶ同党の支持者ら。(c)AFP/Aamir QURESHI
【9月15日 AFP】海外亡命中のベナジル・ブット(Benazir Bhutto)パキスタン元首相が、10月18日に帰国する見通しとなった。ブット元首相が総裁を務めるパキスタン人民党(Pakistan People’s Party、PPP)議会派が14日、明らかにした。
大統領選を控え、政治的混乱に直面しているペルベズ・ムシャラフ(Pervez Musharraf)大統領にとってブット元首相の帰国は新たな圧力となる。
政府当局はブット元首相の帰国を妨害しないとしているが、元首相には依然として汚職容疑がかかっていることを強調した。ブット元首相は1999年、首相在職中の汚職容疑によりに亡命を余儀なくされている。
ブット元首相は、大統領の軍職辞任などが盛り込まれた権限分割についてムシャラフ大統領と協議を重ねてきており、今回の帰国が権限分割案の同意に向け、大統領にさらなる圧力を与えることになる。10月に行われる予定の大統領選挙を前に、大統領が兼任する軍職からの辞任拒否していることが、権限分割が合意に至っていない理由のひとつ。
ブット元首相はまた、自身に対する汚職容疑への訴追撤回、および首相の3選禁止法の撤回も求めており、受け入れられれば、ブット元首相は2008年早々にも行われる予定の総選挙で再度首相に選出される可能性もある。
10日には、国外追放されていたナワズ・シャリフ(Nawaz Sharif)元首相が亡命先の英国から7年ぶりに帰国したが、ムシャラフ大統領はシャリフ元首相を帰国直後に再度サウジアラビアに国外追放し、軍職辞任への圧力をかわしている。(c)AFP/Rana Jawad
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