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イラク駐留米軍司令官の証言めぐり、民主・共和両党が上院委員会で攻防へ

  • 2007年09月11日 22:06 発信地:ワシントンD.C./米国
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2007年9月10日、ワシントンD.C.の米議会での証言に臨む、イラク駐留米軍のデビッド・ペトレアス(David Petraeus)司令官(左)とライアン・クロッカー(Ryan Crocker)駐イラク大使。(c)AFP/Karen BLEIER

【9月11日 AFP】イラク情勢に関するデビッド・ペトレアス(David Petraeus)司令官の10日の公聴会での証言をめぐり、11日に行われる米議会上院外交委員会および軍事委員会で、民主・共和両党の激しい攻防が予測される。

 ペトレアス司令官は10日に行われた下院外交委員会と軍事委員会の共同公聴会で、「イラクへの米軍増派計画は目的を達成しつつある」と証言すると同時に、「2008年夏までに駐留米軍を増派前の水準に減らすことができる」と述べた。

 ジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)大統領は対イラク政策を「テロとの戦い」の最前線と位置づけているが、民主党は本来の最前線はアフガニスタンでの国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)との戦いであるべきとしている。

 2003年のイラク戦争開戦以降、米軍の犠牲者数は3700人を超え、民間人の犠牲者数は数万人に上っている。

 そうした状況を踏まえ民主党は、2万8500人の増派はイラクの治安回復に役立っていないと主張してきた。これに対しペトレアス司令官は証言の中で、「早過ぎる撤退はこれまでの成果を台無しにする」とし、早期撤退の可能性を否定している。

 同司令官はまた、増派により「民間人の犠牲者数が劇的に減った」ことも明らかにした。ただ、これについては前週、軍による犠牲者数の算定方法に誤りがあるのではないかとの声が上がっている。

 ブッシュ大統領は、15日までに対イラク政策の進ちょく状況に関する報告書を提出することになっているほか、今週後半には国民に向けテレビ演説も予定している。

10日にペトレアス司令官が発表した、イラク駐留米軍の現状と今後の撤退計画の概要は以下のとおり。

-現在の駐留米軍の規模は20部隊、約16万人(16万8000人という数は、兵員交代などにより一部の人数が重複している)。
-約2000人の海兵兵が9月末に撤退。
-約4000人の陸軍兵が12月に撤退。
-2008年7月までに陸軍4部隊、海兵隊2部隊が撤退。増派前の15部隊に戻す。
-増派時には、憲兵隊など支援部隊の配置も同時に行われた事実がある。
-2008年7月以降の撤退を含む計画変更については、3月をめどに発表する。(c)AFP/Stephen Collinson

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