2007年9月7日、オーストラリアのシドニー(Sydney)で開催中のアジア太平洋経済協力会議(Asia-Pacific Economic Cooperation、APEC)ビジネスサミットで演説するジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)米大統領。(c)AFP/Image courtesy of APEC 2007 Taskforce
【9月7日 AFP】ジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)米大統領は7日、オーストラリアのシドニー(Sydney)で開かれているアジア太平洋経済協力会議(Asia Pacific Economic Cooperation、APEC)ビジネスサミットで演説を行った。
多岐にわたる内容のなかで、ブッシュ大統領は中国政府に対し、来年開催される北京五輪を契機に開放性を一層高めるよう求め、またアジア諸国の首脳には政治犯の釈放に向けてミャンマー政府への圧力を強めるよう呼びかけた。
■中国政府には開放性を求める
ブッシュ大統領は2008年の五輪開催を中国における政治改革の好機と位置づけ、「米中間の協力関係は継続するが、これまで同様、われわれが個人の尊厳や自由への信念に多大な価値を置いていることを表明し続けたい」と述べた。
大統領はまた、五輪に出席することを楽しみにしているともいい、「(北京五輪は)中国の国民にとって最も誇り高く感じられる時となるだろう。同時に中国の指導者にとっても、さらなる開放性と寛容性を表すことで国としての自信を示す機会になり得る」と述べた。
■アジア諸国には民主化を奨励
ブッシュ大統領はまた、ミャンマーや北朝鮮、タイについても言及した。
「北朝鮮の国民が近隣の民主国家と同じ自由を謳歌(おうか)できる日のために働きかけ続けなければならない」と力説。また、ミャンマー政府については「民主主義と人権尊重を求める市民への介入をやめるべきだ」と強調、「民主化運動家に対する逮捕や弾圧を止め、これまで逮捕した活動家の身柄を釈放しなければならない」と述べ、アウン・サン・スーチー(Aung San Suu Kyi)さんを含めた政治犯全員を釈放すべきとの見解を示した。
また、タイで軍によるクーデター後初めて実施される12月の総選挙について「自由で公平な選挙」を期待すると語った。(c)AFP/Olivier Knox


