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日中防衛相会談、中国艦船来日などで合意

  • 2007年08月31日 02:04 発信地:東京
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2007年8月30日、来日した中国の曹剛川(Cao Gangchuan)国防相(左)との会談に臨む安倍晋三(Shinzo Abe)首相。(c)AFP/Katsumi Kasahara

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【8月31日 AFP】来日中の中国の曹剛川(Cao Gangchuan)国防相は30日、高村正彦(Masahiko Komura)防衛相と会談し、両防衛当局間のホットライン創設や、中国艦船初の日本訪問を年内に実現することなどで合意した。中国国防相の来日は約10年ぶり。

 曹国防相は同日、安倍晋三(Shinzo Abe)とも会談したほか、都内のホテルで講演した。講演では政財界人を前に「中国脅威論を唱える人々は実状について無知である。そうした主張には根拠がない」と述べ、中国は日本に脅威をもたらさないと保証した。

 中国の軍事費の増加や疑われている核能力の強化、今年1月に行った衛星破壊実験など、日本を動揺させている問題については「中国は確かにミサイルも核兵器も保有している。しかし、それらは防衛目的のためだ。中国が望んでいるのは全世界的な非核化だ」と擁護した。

 防衛相会談では、迎えた高村防衛相に対し、曹国防相が「中国の国防相を日本に招いてもらったことで、日中関係のさらなる強化が進むことを期待する」とあいさつした。

 また、両国の防衛当局間を結ぶホットラインの立ち上げへ向けて、合同研究会を発足することで合意した。会談に同席した防衛省高官によると、できる限り早い時期の会発足を希望する点で一致したという。両国間では2004年、中国の原子力潜水艦が日本領海を航行したと日本側が抗議した際、外交関係が危機的状況に陥った。

 さらに9月に行われる中国の軍事訓練への日本のオブザーバーとしての参加や、11月か12月に中国艦船が初めて日本を友好訪問することなどでも合意した。

 安倍政権は歴史問題などで険しい局面もある日中関係の修復に努めてきた一方で、中国の軍事費増加を懸念する点で米国と同調しており、防衛問題は日中関係改善における微妙な点となっている。

 中国の軍事費急増について、高村防衛相は「国防予算の総額など大まかな内訳は公表されているが、詳細は明らかになっていない。説明してくれれば日本国民も安心する」と述べ、透明性のある説明を求めたという。

 これに対し曹国防相は、軍事費増加は兵士の給与や備品価格の上昇によるものが大半で、世界の流れに応じて装備も近代化させているためだと応じた。(c)AFP/Hiroshi Hiyama

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