【8月23日 AFP】軍事政権下にあるミャンマーで22日、同国では異例の抗議デモが行われ、複数の活動家らが身柄を拘束された。

 今週に入ってから2度目となるデモは、ヤンゴン(Yangon)で行われた。約150人が参加し、最近の燃料価格の値上げに抗議した。抗議の参加者は主に女性だった。

 ミャンマーでは前週、政府による事前通達なしの燃料の値上げが行われ、交通機関などの運賃が倍増、多数の市民が仕事にすら向かえない状況となっていたという。

 抗議デモを阻止するため、約200人の兵士らが出動、8人の活動家らが身柄を拘束された。8人は数時間後に解放されたが、再度の抗議デモに参加しないよう軍当局から署名させられたという。

 抗議デモの最中には、道端や家々の窓から抗議に賛同する声も聞こえ、軍事政権下にある同国ではいたって異例な出来事となった。

 19日には約500人が参加する抗議デモも行われており、同国では約9年振りとなる大規模な反政府デモとなっている。(c)AFP