2007年8月16日、中国北東部の遼寧省瀋陽(Shenyang)の遼寧友誼賓館(Liaoning Friendship Hotel)」で開幕した6か国協議非核化作業部会に参加する各国代表。(c)AFP/TEH ENG KOON
【8月16日 AFP】北朝鮮の核問題をめぐる6か国協議の非核化作業部会が16日、中国北東部の遼寧省瀋陽(Shenyang)の招待施設「遼寧友誼賓館(Liaoning Friendship Hotel)」で2日間の日程で開幕した。北朝鮮の非核化を推進する上で重要な協議となる。
作業部会では、2月の6か国協議で合意された「核計画の申告」や「核施設の無能力化」などの「第2段階措置」が協議される。
中国代表の武大偉(Wu Dawei)外務次官は「作業部会では朝鮮半島の非核化の具体的な手順が焦点となる」と述べた。
北朝鮮は第2段階の見返りとして燃料支援、安全保障、外交的譲歩などを受けることになる。
15、16両日の記者会見で米首席代表のクリストファー・ヒル(Christopher Hill)国務次官補は、核計画の申告、すなわち「北朝鮮が所有するすべての核計画のリスト」の必要性を繰り返し強調した。
米政府は北朝鮮がこれまでに認めた核計画のほか、高濃縮ウラン計画を秘密裏に推進しているとの疑念を抱いている。ヒル国務次官補は「ウラン濃縮計画は核計画の申告の中で報告される必要があり、われわれはそれを引き出すよう努めている。現段階ではこれ以上具体的には言えない」と語った。
さらに、北朝鮮が寧辺(ニョンビョン、Yongbyon)の核施設を停止・封鎖するまでに、どれだけの核爆弾製造用物質を生産したかは分かっていない。
ヒル国務次官補は作業部会での協議の進ちょくについて「技術的問題を含め、非常に効果的かつ現実的な協議を期待している。技術的問題は言うまでもなく重要だ」と述べ、慎重ながら楽観的な見方を示した。
9月初めに北京で開かれる予定の次期6か国協議での一層の非核化進展に向け、今作業部会での協議は極めて重要とみなされている。
ヒル国務次官補は「われわれがしようとしていることは、(次期)6か国会議で初めて議論することがないよう、技術的作業に対する共通認識を確認することだ」と語った。(c)AFP/Peter Harmsen

