【8月14日 AFP】ジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)米大統領が9月上旬に予定されていた訪日を断念したことが14日、明らかになった。共同通信(Kyodo News)が米政府当局者の話として伝えた。
当初、ブッシュ大統領は、9月上旬にシドニー(Sydney)で開催されるアジア太平洋経済協力会議(Asia Pacific Economic Cooperation、APEC)に出席した帰路に日本に立ち寄り、安倍晋三(Shinzo Abe)首相と会談する方向で検討していた。
しかし、9月中旬に米議会で発表予定のイラク情勢に関する報告の準備に専念するため、訪日を断念したという。
この件について、在日米国大使館側からの声明は出ていない。
同報告は、イラク駐留米軍のデービッド・ペトレイアス(David Petraeus)司令官が米議会で「在イラク米軍の増派計画」の進捗状況を報告するもので、議会で多数を占める民主党とブッシュ政権の間で論戦となることは必至だ。
オーストラリアのジョン・ハワード(John Howard)首相も前週、ブッシュ大統領が同報告準備のためAPEC日程を途中で切り上げることを明らかにしている。
一方、APECへの出席を予定している安倍首相も、相次ぐ閣僚スキャンダルの余波を受け先の参院選で大敗を喫し、国内で苦しい状況にあることから、同様にAPECの日程を切り上げて帰国する。実現すれば日本の首相として初となるはずだったオーストラリア議会での演説もキャンセルした。
親米保守派として知られる安倍首相は、与党の慣例に反して選挙に大敗しながらも首相続投を宣言した。(c)AFP


