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フジモリ氏の参院選出馬は賛否両論

  • 2007年07月29日 04:33 発信地:東京
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2007年7月9日、チリ・サンティアゴ(Santiago)のChicureo近郊にある自宅でカメラに向かって手を振るアルベルト・フジモリ(Alberto Fujimori)元ペルー大統領と娘のKeiko Sofiaさん。(c)AFP

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【7月29日 AFP】29日に投開票が行なわれる参院選には、地球の裏側、チリのサンティアゴ(Santiago)で自宅軟禁下にあるアルベルト・フジモリ(Alberto Fujimori)元ペルー大統領が国民新党(People’s New Party)から出馬している。
 
 一国の大統領を務めた人物が外国の国政選挙に出馬するのは、これが初めてと見られる。

■フジモリ氏は「ラストサムライ」

 28日に69歳の誕生日を迎えたフジモリ氏は同日、トム・クルーズ(Tom Cruise)出演作品のタイトルを引用して自身を「ラストサムライ(The Last Samurai)」と称し、日本の伝統的な価値基準である「勤勉さ」と「謙虚さ」を取り戻すことができると意気込みを語った。

 チリ国内で撮影された選挙活動用ビデオの中でフジモリ氏は、スペイン語なまりの日本語で「侍の国、日本のために命をかける!」と語っている。

 フジモリ氏をめぐっては、ペルー国内で賛否両論が持ち上がっている。同氏が10年にわたる大統領在任期間中にペルー経済を救い、毛沢東主義者らによる暴動を鎮圧したと述べる支持派が存在する一方、反対派からは同氏が人権をふみにじったとの非難の声が上がっている。

 フジモリ氏は、大統領在任中の2000年、汚職疑惑の追及が高まるなか日本に入国。同年東京都内のホテルからファックスで辞表を提出した。その後、5年にわたり日本で生活した後、ペルーへの帰国途中にチリに入国したところを拘束され、同国で自宅軟禁下に置かれた。

■日本国内での声

 日本では、ペルーの首都リマ(Lima)で1996年に発生した左翼ゲリラによる日本大使公邸人質事件で、フジモリ氏が軍特殊部隊の突入を命じて多くの人質を救出したことから、保守派の間で同氏を支持する声が広まっている。同事件では、4か月にわたって続いた武装グループによる占拠の末、人質71人が無事救出され、ゲリラメンバー14人、人質1人、兵士2人が死亡した。人質の大半は日本人が占めていた。

 批評家の間ではフジモリ氏の立候補について、「チリ政府は日本の国会議員をペルーに引き渡さない」との予測に基づく、引き渡しを逃れるための策略だとの見方も出ている。(c)AFP/Roland de Courson and Harumi Ozawa

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