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元スパイ毒殺事件「憲法変えて容疑者引き渡しを」、英要請にロシア側激怒

  • 2007年07月24日 02:52 発信地:モスクワ/ロシア
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2007年7月23日、英当局からのアレクサンドル・リトビネンコ(Alexander Litvinenko)氏殺害事件の容疑者引き渡し要請について、モスクワで記者会見するロシアのAlexander Zvyagintsev副検事総長。(c)AFP/MAXIM MARMUR

【7月24日 AFP】元ロシア情報機関員アレクサンドル・リトビネンコ(Alexander Litvinenko)氏殺害事件で、英当局による容疑者引き渡し要請を拒否しているロシアは23日、英国側が身柄引き渡しのためにロシア憲法の変更を薦めたとして「思いあがっている」と非難した。

 ロシア捜査当局の幹部Andrei Mayorov氏は同日の記者会見で、英捜査当局から受け取った同事件に関する文書は「偏見に満ちている」と語った。「アレクサンドル・リトビネンコ氏の殺害事件について文書の提出を受けたが、ロンドン警視庁( Scotland Yard)の捜査には客観性が見られない。法的評価ではなく、むしろ政治的な評価ばかりが示されている」と不満をあからさまにした。

 会見に同席したAlexander Zvyagintsev副検事総長も、ロシアの司法制度に対する英当局の批判は「受け入れがたい」とし、「ロシアの側からこそ、英国の司法制度の実効性に疑問を呈してもおかしくない」と厳しく反論した。

 同事件では、旧ソ連国家保安委員会(KGB)元職員のアンドレイ・ルゴボイ(Andrei Lugovoi)容疑者の身柄引き渡しを求める英当局に対し、ロシア政府はロシア国籍保有者の外国への引き渡しは憲法で禁じられているとして正式に拒否した。

 これに対し英国側からの書簡では、引き渡しを可能にできるよう「ロシア憲法の変更を求める内容やさらに不適切な内容があった」とZvyagintsev氏は述べ、「英国は法の原則を気にしていないようだ。ここに表されている内容は、(英国の)極度の野望と傲慢さだ」と激しく批判した。

 ルゴボイ容疑者の身柄引き渡しをめぐり両国の関係は、それぞれの外交官を国外追放する事態に発展するなど危機的状況にさらされている。(c)AFP

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