2007年7月18日、89歳の誕生日を祝う式典でジミー・カーター(Jimmy Carter)元米大統領(右)と握手するネルソン・マンデラ(Nelson Mandela)前大統領。(c)AFP/ALEXANDER JOE
【7月19日 AFP】南アフリカをアパルトヘイト撤廃へと導いたネルソン・マンデラ(Nelson Mandela)前大統領は18日、89歳の誕生日を迎え、ヨハネスブルクで開かれた祝賀式典で、世界的な緊急課題に取り組む新たな政策提言集団「The Elders」を創設したと発表した。
ジミー・カーター(Jimmy Carter)元米大統領、コフィ・アナン(Kofi Annan)前国連(United Nations、UN)事務総長らが参加する。
杖をつき、夫人に支えられたマンデラ元大統領は、「The Elders」について、国際社会で長く活動してきた政治家たちが、公務で得た知識と独立した思考を問題解決に役立てるものだと説明。「われわれはともに、不安のあるところには勇気を、対立のあるところには協調を、絶望のあるところには希望を与える手助けをしていく。参加する政治家たちには、構築すべきキャリアも、勝利すべき選挙も、喜ばせるべき有権者もないが、世界の闇に光を与えてほしい」と述べた。
グラサ・マシェル(Graca Machel)夫人との結婚9周年の記念日も兼ねた式典には、カーター元米大統領のほか、英ヴァージン・グループ(Virgin)のリチャード・ブランソン(Richard Branson)会長、ノーベル平和賞(Nobel peace prize)受賞者のデズモンド・ツツ(Desmond Tutu)南アフリカ聖公会大主教など、著名人が数多く出席した。
マンデラ前大統領は、反アパルトヘイト運動により27年間を刑務所で過ごした。最近は公的な場に姿を見せることは少ないが、世論調査では人気が衰えるどころか、特に白人の間で高まっているという。(c)AFP/Isaac Mangena