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注目を集める北極海、カナダが領海侵犯防止に砕氷巡視船を建造

  • 2007年07月11日 11:46 発信地:オタワ/カナダ
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NASAが撮影した、1年で最も氷が少なくなった北極海の衛星写真。(2005年9月21日撮影)(c)AFP/NASA

【7月11日 AFP】カナダのスティーブン・ハーパー(Stephen Harper)首相は9日、カナダが領有権を主張する北極海の侵犯防止のために、砕氷巡視船を6-8隻建造する計画であることを発表した。

 ブリティッシュコロンビア(British Columbia)州のエスキモルト(Esquimalt)の海軍基地を訪問した首相は、「カナダ領北極海は、カナダ史の一部であり、国のアイデンティティーである。カナダ国民の将来の莫大な可能性を象徴するものだ」と演説。さらに、北極海の領有権については「利用するか、失うかの2つの選択肢があるが、間違いなく使うつもりだ」と改めて主張した。

 ハーパー首相も、「北極海の資源探査はわが国にとって益々重要味を帯びるだろう」と発言している。砕氷機能を持つ巡視船の建造と巡視船が停泊する港の整備の総費用は、74億カナダドル(約8700億円)という。

 大西洋から北極海沿いのカナダ群島地帯を抜け太平洋に至る「北西航路」は、地球温暖化による海水温度の上昇で、2050年までには1年を通して貨物輸送が可能になると見られている。東京-ロンドン間は、パナマ運河経由で2万3000キロ、スエズ運河経由で2万1000キロだが、北西航路を使うと1万6000キロに短縮される。

 また、石油や天然ガスなどの資源探査の活発化も予想されており、北極海の「領有問題」は注目を集めている。北極海について、カナダのほかに、米国、ロシア、デンマーク、ノルウェーが領有権を主張している。(c)AFP

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