
【6月27日 AFP】ベネズエラのウゴ・チャベス(Hugo Chavez)大統領は27日、ロシア、ベラルーシ、イランの3か国歴訪を開始した。いずれも米国に反発姿勢を強める各国で、ロシアからの潜水艦、ベラルーシからの防空システムなど兵器購入が主な目的になるとみられている。
ロシアではウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領と会談するが、プーチン大統領は同週末、訪米してのジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)米大統領との首脳会談を控えており、直前のチャベス大統領との会談は米国に不快感を与えそうだ。
米国はベネズエラに対し、国有化した油田開発事業とオイルマネーを背景に反米姿勢を強める同国が、反民主的で好戦的な政策に傾きつつあると警戒感をあからさまにしている。
チャベス大統領は29日、ボリス・グリズロフ(Boris Gryzlov)ロシア下院議長と会談、30日には南部ロストフオンドン(Rostov-on-Don)に移動しヘリコプター工場を視察後、プーチン大統領と競馬を観戦する。
前週、チャベス大統領はロシアの潜水艦を購入する可能性を表明。ロシアのメディアでは、最高9艦もの購入になる可能性もあると報じているが確認はされていない。ベネズエラは2006年、ロシアの戦闘用ヘリコプターMi-24を53機以上、スホイ30戦闘機を24機、カラシニコフ銃10万丁を30億ドル相当(約3670億円)で購入する契約に調印している。
チャベス氏はロシアの後にベラルーシとイランを訪れるが、両国はいずれも米国が「事実上のならず者国家」と呼び、敵対する政府だ。
一方、プーチン大統領の訪米日程によると、チャベス大統領がロシア訪問を終えた翌日に渡米し、到着直後に米メイン(Maine)州ケネバンクポート(Kennebunkport)にあるブッシュ大統領一家の私邸を訪れる。(c)AFP/Sebastian Smith



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