2007年6月25日、黒海経済協力機構(Organization of the Black Sea Economic Cooperation、BSEC) の首脳会議で話し合うロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領(左)とルーマニアのAdrian Cioroian外相。(c)AFP/ANATOLIAN NEWS AGENCY
【6月26日 AFP】ロシアなど12か国が加盟する黒海経済協力機構(Organization of the Black Sea Economic Cooperation、BSEC) の首脳会議が25日、厳重警備下のトルコのイスタンブール(Istanbul)で開催され、各国首脳が加盟国間の通商と経済協力について話し合った。
BSECは15年前、当時冷戦下で敵対する陣営に属していた黒海周辺諸国の安定と経済的関係の強化を目的に創設された。
首脳会議に参加したプーチン大統領は、ロシアが黒海沿岸地域への影響力を取り戻しつつあると語った。
「周知の通り、ロシアはバルカン半島と黒海沿岸地域に特別の利益を有している。ロシアは国力を増してこの地域に戻ってきた。これは厳然たる事実であり、ロシアのパートナーの利益にもかなうことだ」と首脳会議終了後に記者団に語った。
プーチン大統領は、首脳会議前にクロアチアに立ち寄り、バルカン半島諸国の首脳とエネルギー協力について話し合った。その場でプーチン大統領は、バルカン半島を経由するガスパイプライン建設計画を示し、ロシアは頼りになるエネルギー供給国であると各国首脳に強調した。
BSCE加盟国が属する地域は、ペルシャ湾岸に続く世界第2の石油と天然ガスの埋蔵量を誇り、欧州へのエネルギー供給の主要なルートにもあたる。
1991年のソビエト連邦の崩壊により、長年共産主義体制の拠点だったバルカン半島と、黒海沿岸地域におけるロシアの影響力は際だって減少していた。(c)AFP