2007年6月20日、ES細胞法案に拒否権を発動した後、ホワイトハウスで会見を行うジョージ・W・ブッシュ(George W.Bush)米大統領。(c)AFP/Saul Loeb
【6月21日 AFP】ジョージ・W・ブッシュ(George W.Bush)大統領は20日、胚(はい)性幹細胞(ES細胞、Embryonic stem cell)研究への支援を求める法案に対し2度目の拒否権を発動した。大統領はその理由を生命の神聖さを侵すものだとしており、科学者からの非難が予測される。
ブッシュ大統領が在任6年間で拒否権を発動したのは3度目で、1度目は昨年にヒトES細胞の研究に対する連邦予算の使用を求める法案に対するもので、今回はそれを覆そうとする議会の動きを再び拒否する形になった。
信心深いキリスト教徒である大統領は、ヒトの胚(はい)細胞を研究目的に利用することは自身の信仰に反するものだとし、科学者たちに代替研究を行うよう求めた。
ES細胞は初期段階の胚(はい)細胞で体のあらゆる組織に分化する可能性を持つ細胞で、パーキンソン病、認知症、糖尿病、およびがんなどの完治の難しい疾患に対する治療法発見への貢献が期待されている。(c)AFP/Laurent Lozano


