関連情報パレスチナ自治政府 党派対立
2007年6月20日、ラマラ(Ramallah)の家電製品店で、テレビ中継されるマフムード・アッバス(Mahmud Abbas)パレスチナ自治政府議長の演説に聞き入る店主。(c)AFP/MAHMUD HAMS
【6月21日 AFP】パレスチナ自治政府のマフムード・アッバス(Mahmud Abbas)議長は20日、イスラム原理主義組織ハマス(Hamas)のガザ地区(Gaza Strip)掌握後初となる演説で、同組織との会談を拒否し、自身に対する暗殺計画の企てを非難した。
アッバス議長はハマスを「反逆者」として非難すると同時にヨルダン川西岸(West Bank)を基盤とする非常事態政府を擁護、また国際和平会議の開催も呼びかけた。
同議長はヨルダン川西岸にある支持母体のパレスチナ解放機構(Palestine Liberation Organisation、PLO)の中央評議会で演説を行い、詰め掛けた支持者に対し「暴動者、殺人者およびテロリストとは一切対話を行わない」と断言。
またハマスによるガザ地区掌握については、「ガザをヨルダン川西岸から切り離し、国家の中に同組織の狂信的なテロリストが支配する別の国家を建設しようとする計画だ」と強く非難した。
一方でイスラエル政府に対しては交渉の再開、および領地内に居住するパレスチナ人250万人の生活改善に向けた検問の緩和、ユダヤ人入植活動の停止、ヨルダン川西岸における分離壁建設の中止などを求めた。
並行して、中東和平プロセスを支援する米国、欧州連合(European Union、EU)、ロシア、国連(United Nations、UN)の4者は電話会談を行い、新たに会談の日程を取り決めた。米国務省当局が発表した。
エジプト外交筋によると、アッバス議長の非常事態政府を支持する4者は、来週カイロでの会談が予定されていたが、パレスチナ情勢の悪化を受け中止となっていた。(c)AFP/Hossam Ezzedine
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