2007年6月20日、パキスタンのハイデラバード(Hyderabad)で、小説『悪魔の詩(The Satanic Verses)』の作者サルマン・ラシュディ(Salman Rushdie)氏が英国で爵位を授与されたことに抗議するイスラム教徒たちのデモ。(c)AFP/Rehan KHAN
【6月20日 AFP】小説『悪魔の詩(The Satanic Verses)』の作者で、イランの故ホメイニ(Ayatollah Ruhollah Khomeini)師から1989年に死刑宣告を受けたサルマン・ラシュディ(Salman Rushdie)氏(59)が英国でナイトの爵位を授与された件で20日、イスラム各国に怒りの抗議が広がった。
パキスタンでは新たなデモが発生したほか、マレーシアでも初めて抗議集会が行われた。 前日にはイランとパキスタン両国で、政府が英国大使を召還し、抗議していた。
マレーシアの首都クアラルンプール(Kuala Lumpur)では20日、主要野党の全マレーシア・イスラム(Pan-Malaysia Islamic)党の党員20人が英国領事館前で約30分にわたってデモを行い、「英国よ、ラシュディよ、地獄に落ちろ」などと叫んで怒りをぶちまけた。デモ隊とほぼ同数の機動隊が監視する中、20人は英領事に1ページの覚書を渡した。マレーシアではこうした抗議行動が行われることは珍しい。
同党のアブドルハディ・アワン(Abdul Hadi Awang)総裁は「平和と相互尊重の名の下に、われわれは爵位授与の撤回を求め、英国政府はスパイであるサルマン・ラシュディから距離を置くよう要求する」と声明を発表した。
パキスタンでは中部の都市ムルタン(Multan)での抗議行動が3日目を迎えた。参加者数百人がラシュディ氏や人型や英国旗を燃やした。同じ集会では今週初め、エリザベス女王(Queen Elizabeth II)を模した人型も燃やされた。(c)Danny Kemp
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