2007年6月17日、ヨルダン川西岸(West Bank)のラマラ(Ramara)で、臨時内閣宣誓式後のマフムード・アッバス(Mahmud Abbas)自治政府議長(右から5人目)を始めとする閣僚たち。(c)AFP/ABBAS MOMANI
【6月17日 AFP】マフムード・アッバス(Mahmud Abbas)自治政府議長は17日、臨時内閣の就任宣誓を行った。また1週間の衝突の末、ガザ地区(Gaza Strip)を武力制圧したイスラム原理主義組織ハマス(Hamas)については、非合法組織であるとの布告を発した。
今回の決定で、ハマスが同地区を制圧したことに端を発したパレスチナ自治区内部の分裂は、さらに確定的となる。ガザ地区は外界との接触が完全に寸断されており、人道的危機への懸念が高まっている。
この緊張した状況に加え、イスラエルのエフライム・スネフ(Ephraim Sneh)副国防相が言うところの「予防的措置」により、同国の軍がイスラエルと国境を接するガザ地区北部に展開している。
サラム・ファイヤド(Salam Fayyad)を新首相に据えた同内閣の主任宣誓後、アッバス議長はハマスに話を移した。
パレスチナ解放機構(PLO)主流派のファタハ(Fatah)指導者らは、「いかなる者も執行部隊やハマスの戦闘員と関係があることが明らかになった場合、非常事態宣言下の法のもと処罰を受ける」と発表した。
一方ハマスは、臨時内閣を「違法」として認めていない。
パレスチナ自治政府の関係者らは、ハマスを排除した臨時内閣の発足により、欧米諸国が停止している援助が再開されることを望んでいる。
また、現在米国を訪問中のエフド・オルメルト(Ehud Olmert)イスラエル首相は、平和に向けた交渉相手として臨時内閣と協力していくと語った。(c)AFP/Nasser Abu Bakr