2007年6月16日、ヨルダン川西岸の都市ラマラ(Ramallah)の中心街を巡回する、マフムード・アッバス(Mahmud Abbas)議長に忠誠を誓う勢力の覆面武装兵。(c)AFP/AWAD AWAD
【6月17日 AFP】パレスチナ自治政府のマフムード・アッバス(Mahmud Abbas)議長は17日未明、臨時新内閣の閣僚を承認する書面に署名した。同議長の関係者が明らかにした。
サラム・ファイヤド(Salam Fayyad)首相以下、中立系の新閣僚11人は現地時間午後1時00分(GMT午前10時00分)までに就任の宣誓をする。
パレスチナ解放機構(PLO)主流派のファタハ(Fatah)とイスラム原理主義組織ハマス(Hamas)の対立が鮮明となり、ハマスによるガザ地区(Gaza Strip)制圧が目前に迫った14日、アッバス議長は両派が閣僚を占める統一政府の解散を命じ、非常事態宣言を発令していた。
西側諸国およびアラブ諸国の支持を得たアッバス議長は、中立系のファイヤド前財務相を臨時内閣の新首相に指名。財政悪化をもたらせた西側諸国からの援助凍結の解除を目指す。
イスラエルのエフド・オルメルト(Ehud Olmert)首相は17日、ハマス勢力を含まないパレスチナ自治政府を承認すると述べ、アッバス議長への支持を明らかにした。
国連(United Nations、UN)、欧州連合(European Union、EU)、および米露の4者による中東カルテット(Middle East Quartet)は15日、アッバス議長への「全面的支持」を申し出た。
中東カルテットはさらに16日、アッバス議長による統一政府解散と非常事態宣言発令の妥当性を認めた。
パレスチナ自治政府の高官の1人はAFPの取材に対し16日、米国政府は新閣僚の就任宣誓が終えた後、援助を再開すると示唆したと述べたが、米国務省の広報官はこれに対しまだ何も決定されていないと話している。(c)AFP