2007年6月3日、ニューハンプシャー(New Hampshire)州マンチェスター(Manchester)の大学で、討論会の前にステージに並ぶ民主党候補者ら。(c)AFP/Stan HONDA
【6月4日 AFP】2008年の大統領選挙に立候補している民主党候補者らが3日、ニューハンプシャー(New Hampshire)州マンチェスター(Manchester)でCNNテレビ主催の2回目のテレビ討論を行い、イラク政策を中心に激しい議論を戦わせた。
2008年1月に予備選挙が行なわれる同地でのテレビ討論に参加したヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)上院議員、バラク・オバマ(Barack Obama)上院議員、04年の民主党副大統領候補でもあったジョン・エドワーズ(John Edwards)元上院議員の3候補は、イラク戦争開戦を米政府が決定した際の自身の立場やイラクでの宗派抗争をいかに終結させるかについて激論した。
クリントン、オバマ両議員に支持率で遅れをとっているエドワーズ元議員は、両議員を「イラク駐留米軍の撤退に向けて尽力していない」と非難。イラク駐留米軍の即時撤退を訴え、イラク戦争に全面的に反対している民主党員らにアピールした。
これに対しオバマ議員は、ジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)大統領が2002年にイラク進攻案を議会に提出した際、エドワーズ氏とクリントン氏はともに上院議員としてこれを承認したが、自分は上院議員ではなかったために「承認していない」と反撃。「私はイラク進攻には最初から反対だった。(今頃反対する)あなたは4年半も遅れている」との持論を展開した。
「イラク駐留米軍の撤退」を公約に掲げているクリントン議員は、「これはジョージ・ブッシュが始めた戦争だ。彼が判断を誤り、戦争を激化させ、そして戦争の終結を拒んでいる」と反撃。ブッシュ大統領と同大統領を支持する共和党候補者らを攻撃する形をとりながらも、イラク政策の見解については他候補と足並みをそろえる努力を見せた。
候補者らは、前日にニューヨークのケネディ空港を標的とする爆弾テロが計画されていたことが報じられたこともあり、「テロとの戦い」に引き続き重点的に取り組むことを誓った。
エドワーズ氏が「『テロとの戦い』は、イラク戦争やグアンタナモ(Guantanamo)収容所といった問題を正当化するためにブッシュ大統領が大げさに貼っている『ステッカー』に過ぎない」と発言し、クリントン議員がこれをたしなめるといった場面も見られた。
3日に行なわれた全国世論調査では、クリントン議員が支持率42%で首位に立っている。以下、オバマ議員が27%、エドワーズ元議員が11%と続く。
共和党候補者の討論会は、7日に同じニューハンプシャー州で開催される。



