2007年5月30日、北京市内のホテルで記者会見を開き記者団の質問に応じる、6か国協議米首席代表のクリストファー・ヒル国務次官補。(c)AFP/Frederic J. BROWN
【5月30日 AFP】北朝鮮の核問題をめぐる6か国協議で米首席代表を務めるクリストファー・ヒル(Christopher Hill)国務次官補は30日、訪問先の中国で、北朝鮮の核開発計画の放棄に向けた初期段階措置履行の行き詰まりの要因となっている資金返還問題などについて、中国の武大偉(Wu Dawei)外務次官と協議する意向を明らかにした。
ヒル国務次官補は同日、北京に到着した際、記者団に対し「マカオの銀行バンコ・デルタ・アジア(Banco Delta Asia、BDA)の北朝鮮関連資金の送金問題について解決方法を模索するため、武大偉外務次官と話し合う予定だ」と語った。中国には1日間の滞在予定。
「この数週間、中国当局とは同件について数回、連絡を取り合ってきたが、この問題の現状を把握し、解決に向けて直接話し合うべき時期が来たと判断した。さまざまな法的問題があることから、率直に言って、北朝鮮関連資金を受け入れる銀行を見つけるのは困難だと判明した」とヒル国務次官補は述べた。
BDA問題がいつ解決するかという見通しについては、「同件の解決時期に関する予測は、これまで何度もはずれた」としてコメントを拒否。その一方で、「北朝鮮が核開発計画の放棄に向けた初期段階措置の履行に踏み切る意向だと繰り返し述べていることについては前向きに捉えている」と語っている。(c)AFP



