2007年5月24日、ホワイトハウスで記者会見に臨むジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)大統領。(c)AFP/Jim WATSON
【5月26日 AFP】ジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)大統領は25日、イラク戦費1000億ドル(約12兆円)の補正予算を含む補正歳出法案に署名した。これでブッシュ大統領はイラクからの米軍早期撤退を目指す民主党に、一定の勝利を収めたことになる。
署名後の声明の中でブッシュ大統領は、「連邦議会は、必要な予算と作戦の柔軟性を軍に認める判断を下した。法案に署名できたことに満足している。成立した法律は、軍撤退の期日を恣意的に定めたり、現地の司令官に細かく干渉することを拒否し、兵士が司令官の判断を信頼することを可能にするもの」と述べた。
ブッシュ大統領はまた、成立した法律はイラクのヌーリ・マリキ(Nuri al-Maliki)政権に国民和解を進めるよう強く迫るものだとして、「イラク政府は治安、国民和解、および統治が進展したことを目に見える形で示さなければならない」と語った。法律にはイラク政府が目標を達成できないときには、米国は支援を見直すという項目が盛り込まれている。
署名に先立ちブッシュ大統領は報道陣に、「法案は米国がイラク政府に期待していることを明確に示すものになる」と語り、また「マリキ首相とイラク政府が目標を達成できるよう米国は協力を続ける」と述べた。(c)AFP/Stephen Collinson