写真は17日、メリーランド州Chevy Chaseの自宅に到着したウルフォウィッツ総裁。(c)AFP/Getty Images/Win McNamee
【ワシントンD.C./米国 18日 AFP】世界銀行(World Bank)のポール・ウルフォウィッツ(Paul Wolfowitz)総裁(63)は17日、6月末で辞職すると発表した。恋人関係にある女性職員を昇格、昇給面で優遇した問題が4月に発覚して以来、総裁への辞任要求が高まっていた。
総裁は、「辞任することが世銀にとって得策であると判断した。倫理と善意に基づいた判断だ」と述べた。
一方、同行理事会は、「総裁は(辞任という形で)道義的に振る舞った。我々もそれを受け入れた」との声明を発表した。また、2005年に就任した総裁は「債務削減、クリーンエネルギーへの投資、鳥インフルエンザ抑圧プロジェクト」で成果を挙げたと評価し、「これらの業績がここ最近の出来事ですっかり影をひそめてしまったのは残念だ」とコメントした。
同行理事会は、この問題に関し、多数の職員が作業上のミスを犯したことは明らかであるとして、「世銀グループ内のガバナンス(統治)の枠組みを見直す必要がある」との見解を示した。
写真は17日、メリーランド州Chevy Chaseの自宅に到着したウルフォウィッツ総裁。(c)AFP/Getty Images/Win McNamee