写真は15日、サウスカロライナ大学(University of South Carolina)で行われた大統領選討論会に出席する共和党各候補。(左から)マケイン上院議員、ジュリアーニ元ニューヨーク市長、マイク・ハッカビー(Mike Huckabee)元アーカンソー(Arkansas)知事、ダンカン・ハンター(Duncan Hunter)下院議員、サム・ブラウンバック(Sam Brownback)上院議員、トミー・トンプソン(Tommy Thompson)元ウィスコンシン州知事、ロムニー元マサチューセッツ州知事。(c)AFP/Stan HONDA
【サウスカロライナ/米国 16日 AFP】2008年米大統領選挙に出馬表明している共和党候補10人による第2回討論会が15日、サウスカロライナ(South Carolina)州コロンビア(Columbia)で開かれた。各候補とも、「テロとの戦い」での強硬姿勢を強調した。
■ジュリアーニ元NY市長の反撃
2週間前の第1回討論で、妊娠中絶の是非についての態度が曖昧だったルドルフ・ジュリアーニ(Rudolph Giuliani)元ニューヨーク市長が、今回は積極的にライバル候補を攻撃した。
候補の1人、ロン・ポール(Ron Paul)下院議員が、「2001年9月11日の同時多発テロは、米国の誤った外交政策が招いた」と発言。
それに対してジュリアーニ氏は、「9.11テロを乗り越えた者として、テロを招いたのが我々自身などとは聞き捨てならないコメントだ」と激しく反論。「そんな話は聞いたことがない。9.11テロについて、馬鹿げた論理を持ち出す人もたまにいるが」と述べ、ポール氏に発言の撤回を求めた。
同時多発テロ発生時にNY市長としてその指導力が称賛されたジュリアーニ氏だが、当時の好印象を背景に選挙戦を有利に戦おうとの狙いがみえる。
■「テロ容疑者に対する尋問方法」について問われた候補者は
また、各候補者に対し、ショッピングセンターで自爆テロがあり数百人が死亡したとの想定で、その対処法と容疑者の尋問方法について質問が投げかけられた。
一方、ベトナム戦争で捕虜となった経験を持つジョン・マケイン(John McCain)上院議員は、「尋問の手段に拷問を用いても世論の支持を失うだけで、何も得られない」と主張。「肉体的苦痛を与えられた人間は、苦痛を与える側に都合の良い話を作りあげようと試みるだけだ」との見解を述べた。マケイン氏は、テロ容疑者に対する尋問手法をめぐり、ブッシュ政権と対立してきた。
ジュリアーニ氏は、「考えられる限りあらゆる手段を用いて、尋問を行うよう指示する」と述べたあと、「拷問をのぞいてすべてということだ」と付け加えた。
第1回討論で最も好感度が高かったミット・ロムニー(Mitt Romney)元マサチューセッツ(Massachusetts)州知事も、強硬な姿勢を見せつけた。
内外で批判を受けているキューバのグアンタナモ(Guantanamo)米軍基地について、「グアンタナモ基地を閉鎖しろとの声があるが、逆だ。むしろ規模を拡大する必要がある」と述べている。
写真は15日、サウスカロライナ大学(University of South Carolina)で行われた大統領選討論会に出席する共和党各候補。(左から)マケイン上院議員、ジュリアーニ元ニューヨーク市長、マイク・ハッカビー(Mike Huckabee)元アーカンソー(Arkansas)知事、ダンカン・ハンター(Duncan Hunter)下院議員、サム・ブラウンバック(Sam Brownback)上院議員、トミー・トンプソン(Tommy Thompson)元ウィスコンシン州知事、ロムニー元マサチューセッツ州知事。(c)AFP/Stan HONDA