【ソウル 14日 AFP】韓国と北朝鮮は14日、今週実施が予定されていた両国の国境を越える列車の運行について最終合意した。韓国の統一省が発表した。38度線を越えて列車が走るのは、この半世紀で初めて。両国政府は16日に乗客名簿を交換する。
1950-53年の朝鮮戦争以来、南北間の鉄道線路は分断されていた。路線の再開は、両国の関係改善を象徴する動きになると見られている。
11日に開かれた将官級軍事会談で試験走行の安全保障装置について合意されたことを受け、韓国と北朝鮮は南北国境に近い北朝鮮のケソン(Kaesong)で長時間にわたる交渉を行い、運行の詳細について協議していた。
合意によると、韓国人100人と北朝鮮人50人を乗せた5両編成の列車が17日、朝鮮半島の西と東で1本ずつ運行される。朝鮮半島西部を走る列車は南から北に向かい、東岸の列車は北から南に向かう。2本の列車はそれぞれ正午ごろ軍事境界線を越える予定だ。
西ルートの列車は韓国のムンサン(Munsan)駅から北朝鮮のケソン駅までの27キロを、東ルートは北朝鮮のクムガン(Kumgang)山駅から韓国のジェジン(Jejin)駅までの25キロを走る。
ケソンには工業団地があり、クムガン山(Mount Kumgang)には数万人の韓国人が観光に訪れる。これらプロジェクトの推進を望む韓国政府は鉄道運行の恒久的な安全保障措置を求めたが、北朝鮮政府は今回に限りそれを認めた。こうしたことから、北朝鮮は長期契約の見返りとして、さらなる援助を求めてくる可能性が報じられている。
写真は、非武装地帯(DMZ)に近いソウル北方のパジュ(Paju)にあるイムジン江(Imjingang)駅を警備する韓国兵(2007年4月27日撮影)。(c)AFP/JUNG YEON-JE






