写真は、ローマのコロッセオ(Colosseum) 前を通過するゲイ・プライド・パレード(gay pride parade)の参加者(2006年6月24日撮影)。(c) AFP/ALBERTO PIZZOLI
【ローマ 12 AFP】ローマカトリック教会(Roman Catholic Church)と保守派の政治家らが12日、首都ローマ(Rome)中心部、ラテラン(Lateran)の聖ヨハネ大聖堂(St. John in Lateran basilica)前で「家族の日(Day of the Family)」の抗議集会を開催した。
■有力政治家らの支援受け、抗議集会開催
「同性愛のカップルに結婚した夫婦と同様の法的権利を付与する」との内容が盛り込まれた政府起案の法案に抗議するために開かれた同集会には、列車や3000台以上の貸切バスで国内各地から約100万人が参加した。主催者によると、集会では音楽が流され、子ども向けのゲームが行われるなど、お祭りムードで進められたという。
出席者らはスローガンを叫ぶこともなく、聖堂前に設置された演壇に立つカトリック団体代表者の演説に聞き入っていた。
カトリック教徒が大半を占めるイタリアで同性愛者の権利をめぐり高まる緊張を反映する形で実施されたこの集会には、シルビオ・ベルルスコーニ(Silvio Berlusconi)前首相ら有力な保守派政治家の支援もあった。同前首相は、「カップルの権利保護にはまったく異存ない。だが、二流の結婚制度を作る必要性は感じられない」と語った。
■法案支持集会も
一方、同集会の開催場所から約3キロメートル離れた場所では、法案を支持する集会がRadical Partyの主催で開催され、数千人の市民が参加した。
参加者らは、「すべての家族は平等」「法王と離婚してDICO(同性婚を認める法案の名前で「同居カップルの権利」の意)と結婚する」などと書かれたプラカードを掲げた。
Radical Partyの創設者で貿易相のエンマ・ボニーノ(Emma Bonino)氏は、「イタリアは1つではないことを示したい。法律は感情の進化とともに進化すべき」と語った。
ロマーノ・プローディ(Romano Prodi)政権は2月、DICOと呼ばれる同性婚を認める法案を提出した。同法案は、同性愛者だけでなく未婚の異性カップルにもより多くの法的権利を与える内容で、議会内の保守派や中道左派のカトリック勢力から強い批判の声が上がっている。
写真は、ローマのコロッセオ(Colosseum) 前を通過するゲイ・プライド・パレード(gay pride parade)の参加者(2006年6月24日撮影)。(c) AFP/ALBERTO PIZZOLI
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