写真は20日、南西の都市アベオクタ(Abeocuta)で、与党PDPの看板前を走るオートバイ・タクシー。(c)AFP/ISSOUF SANOGO
【アブジャ/ナイジェリア 21日 AFP】ナイジェリアは21日、大統領選の投票を迎える。独立後、2人続けて大統領が選挙で選ばれる初の機会となるが、全国各地で投票をめぐる混乱と治安の悪化が広がっている。
■投票開始直前に銃の発砲事件
投票開始を数時間後に控えて、同国南部バイエルサ(Bayelsa)州の州都イェナゴア(Yenagoa)では銃の発砲時間が発生した。同地には与党の副大統領候補が滞在していたが、事件には巻き込まれなかったという。
バイエルサ州のグッドラック・ジョナサン(Goodluck Jonathan)知事が標的となった可能性も取りざたされ、匿名の政府高官は同知事が安全な場所へ移動したことを明かしている。
■先週知事選の混乱再現か
同国では先週行われた州知事選挙に不満を持つグループが全国各地で暴力事件を引き起こし、これまでに少なくとも21人が死亡している。
「今回も騒動は起きるだろうが、投票箱を盗んだり、票の水増しなどが発生した知事選よりはましになる」と治安担当の政府関係者がAFPに語った。
Maurice Iwu選挙管理委員長は、「先週の選挙で学んだ教訓は大きい。2007年の大統領選は整然と、自由かつ公平に決着がつくはず」と述べ、14日の知事選の混乱を踏まえて大統領選対策を強化することを約束した。
■3人の有力候補による争い
元軍政トップのオルセグン・オバサンジョ(Olusegun Obasanjo)現大統領は、知事選で不正行為が横行したことを認め、大統領戦では取締りを強化するよう求めている。
大統領選は、与党・国民民主党(PDP)のUmaru Yar’Adua候補、PDPを離党し野党Action Congress(AC)から立候補した現職副大統領のアチク・アブバカル(Atiku Abubakar)候補、元少将で1984年、短命に終わった軍事政権を率いたMuhammadu Buhari候補の北部出身3候補による実質的な争いとなっている。
写真は20日、南西の都市アベオクタ(Abeocuta)で、与党PDPの看板前を走るオートバイ・タクシー。(c)AFP/ISSOUF SANOGO