<08米大統領選挙>マケイン候補、ビーチボーイズ替え歌で「イランを爆撃」 - 米国
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【ワシントン/米国 20日 AFP】次期米大統領選共和党有力候補の1人、ジョン・マケイン(John McCain)米上院議員が、ロックバンド、ビーチボーイズの替え歌で、「イランに爆弾を叩きつけろ」と歌っていたことが判明し物議をよんでいる。
ノースカロライナ(North Carolina)州で開かれた自身の選挙集会で、米国の中東政策について「イランへ『エアメール(空爆)』はいつか送るのか」との質問を受けたマケイン議員は、「ビーチボーイズのヒット曲にあったよね。『イランに爆弾を落とせ(Bomb Iran)』ってやつだ」と述べ、ビーチボーイズの「バーバラ・アン(Barbara Ann)」の一節「バ、バ、バ、バーバラ・アン」の部分を、「ボム、ボム、ボム(爆弾、爆弾、爆弾)」に置き換えて歌い、会場の爆笑と喝采を誘った。
この様子はビデオで撮影され、インターネット上の画像配信サイト「ユー・チューブ(YouTube)」上に掲載された。中には、マケイン議員の映像とイラクで負傷した子どもたちの姿を重ねて編集した映像もあった。
歌い終わった後のマケイン上院議員は、深刻な面持ちに戻り、「イランはイスラエルの破壊に手を貸している。この事実だけでもわれわれの懸念の理由としては十分だ。しかも、イランは核開発に乗り出している」とイランを厳しく非難した。また、ジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)大統領が「イランによるイスラエルの破壊は断じて許さない」述べたことについて、これを全面的に支持すると述べた。同時に中東の混乱について、米政府はもっと強硬に対処すべきだと主張した。
マケイン議員は2008年の米大統領選の共和党選出候補者の中でも、最も強硬なイラク戦争支持者だ。
選挙運動序盤には、共和党の最有力意候補とみなされてきた同氏だが、資金集めや世論調査で出遅れ、選挙戦を見越して最近政策を大幅に変更した。
マケイン氏の選挙運動の広報を担当するKevin McLaughlinは、米ABCニュースの取材に対して、同氏の替え歌は、「ちょっとだけユーモアを加えたかっただけ」と答えた。
写真はタイム(Time)誌の「アメリカで最も影響のある人たち」に選ばれ、受賞パーティに出席するマケイン議員(2006年5月8日撮影)。(c)AFP/Evan Agostini
ノースカロライナ(North Carolina)州で開かれた自身の選挙集会で、米国の中東政策について「イランへ『エアメール(空爆)』はいつか送るのか」との質問を受けたマケイン議員は、「ビーチボーイズのヒット曲にあったよね。『イランに爆弾を落とせ(Bomb Iran)』ってやつだ」と述べ、ビーチボーイズの「バーバラ・アン(Barbara Ann)」の一節「バ、バ、バ、バーバラ・アン」の部分を、「ボム、ボム、ボム(爆弾、爆弾、爆弾)」に置き換えて歌い、会場の爆笑と喝采を誘った。
この様子はビデオで撮影され、インターネット上の画像配信サイト「ユー・チューブ(YouTube)」上に掲載された。中には、マケイン議員の映像とイラクで負傷した子どもたちの姿を重ねて編集した映像もあった。
歌い終わった後のマケイン上院議員は、深刻な面持ちに戻り、「イランはイスラエルの破壊に手を貸している。この事実だけでもわれわれの懸念の理由としては十分だ。しかも、イランは核開発に乗り出している」とイランを厳しく非難した。また、ジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)大統領が「イランによるイスラエルの破壊は断じて許さない」述べたことについて、これを全面的に支持すると述べた。同時に中東の混乱について、米政府はもっと強硬に対処すべきだと主張した。
マケイン議員は2008年の米大統領選の共和党選出候補者の中でも、最も強硬なイラク戦争支持者だ。
選挙運動序盤には、共和党の最有力意候補とみなされてきた同氏だが、資金集めや世論調査で出遅れ、選挙戦を見越して最近政策を大幅に変更した。
マケイン氏の選挙運動の広報を担当するKevin McLaughlinは、米ABCニュースの取材に対して、同氏の替え歌は、「ちょっとだけユーモアを加えたかっただけ」と答えた。
写真はタイム(Time)誌の「アメリカで最も影響のある人たち」に選ばれ、受賞パーティに出席するマケイン議員(2006年5月8日撮影)。(c)AFP/Evan Agostini