国際ニュース検索
トップ > 政治 > 記事

ブッシュ大統領、拒否権発動を明言 撤退期限つき予算案 - 米国

  • 2007年04月17日 09:24 発信地:米国
  • 写真
  • ブログ
  • クリッピングする
  • 写真をブログに利用する

写真はイラク北部のモスル(Mosul)で16日、家宅捜査を行う米兵らを見守るイラクの人々。(c)AFP/MAURICIO LIMA

  • ブッシュ大統領、拒否権発動を明言 撤退期限つき予算案 - 米国

【ワシントンD.C./米国 16日 AFP】ジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)大統領は16日、対テロ戦争経費の補正予算案に関する民主党との協議を前に、撤退期限を盛り込んだ予算案には拒否権を発動すると明言した。

 ブッシュ大統領と民主党首脳は、イラク駐留米軍の撤退期限を示した補正予算案について18日に協議する予定。民主党が提出した補正予算案は、イラク戦費を1兆ドル(約120兆円)としたブッシュ政権の予算案に、撤退期限を2008年と明記することを要求している。

 これについて、同大統領は、「この重要な戦争を『立法措置により敗北』に追い込もうとしている」と非難、「イラクでの失敗は中東のみならず米国本土にも死と破壊をもたらすだろう」と警告し、「民主党指導者らが、急速な撤退とう理不尽な要求を取り下げるよう望む」と協議に先立ち、民主党側にクギを刺した。

 ブッシュ政権のイラク戦略に対する米国民の不満を追い風に前年11月の中間選挙での勝利し議会多数派となった民主党は、ブッシュ政権がまとめた予算案の修正案を上下院に提出、修正案は両院で可決された。しかし、ブッシュ大統領が拒否権を発動したことから、民主党は同大統領に妥協するよう働きかけてきた。

 民主党のハリー・リード(Harry Reid)上院議員は、補正案の重要性について、「議会は米軍経費の用途、イラク戦略の転換、そして戦争の終結に対し、全面的に責任を負っている」と説明した。

 また、「ブッシュ大統領は、数日以内に次の選択を選ぶことが可能だ。1つは、米兵を泥沼化したイラク内戦にさらに引きずり込む不名誉な政策。もう1つは、議会で多数を占める超党派議院らとともに、米国民、米兵らに安全をもたらすよう努力する選択だ」と、ブッシュ大統領に妥協を迫る。
 
 しかし、ホワイトハウスは同大統領には妥協する意志がないこと発表している。また、ブッシュ大統領も、駐留米軍の撤退は自動的に米軍の敗北に繋がるとし、撤退時期を盛り込んだいかなる法案にも拒否権を発動すると繰り返し明言しており、戦争と無関連の予算を戦争経費予算案に盛り込んだとして、補正案を提出した民主議員らを非難している。

 写真はイラク北部のモスル(Mosul)で16日、家宅捜査を行う米兵らを見守るイラクの人々。(c)AFP/MAURICIO LIMA

1日2回更新本日の必読記事:2月17日  午後版

アラスカの超軽量渡り鳥、アフリカまで往復飛行していた カナダ大研究アラスカの超軽量渡り鳥、アフリカまで往復飛行していた カナダ大研究(写真2枚)

このニュースの関連情報

利用方法についてこのニュースをブログなどに利用する

ブログに転載

このニュースをツイートする/ソーシャルブックマークに登録する

  • Buzzurlに追加
  • newsing it!
  • 楽天SocialNewsに投稿!

このニュースへのリンク

新着ユーザースライドショー

ユーザー制作のスライドショーをご紹介。無料で簡単な会員登録で見られます。

新着ユーザースライドショー一覧

中南米 北米 中東・アフリカ アジア・オセアニア ヨーロッパ 中東・アフリカ