写真は、ラスベガス(Las Vegas)で開かれた労働組合の会合で演説するリチャードソン知事。(c)AFP/GABRIEL BOUYS
【ソウル/韓国 8日 AFP】ビル・リチャードソン(Bill Richardson)ニューメキシコ(New Mexico)州知事ら率いる非公式代表団は8日、朝鮮戦争で戦死した米兵の遺骨回収支援のため北朝鮮を訪問する。超党派の同代表団は米軍機で平壌(Pyongyang)に向かうと、ソウル(Seoul)の米軍関係者および米大使館が伝えた。
今回の訪問は、北朝鮮が5万トンの重油と引き替えに寧辺(ニョンビョン、Yongbyon)の核施設を閉鎖する期限が迫る中で行われる。国家安全保障会議(NSC)のビクター・チャ(Victor Cha)アジア部長も同行しているが、米大統領府は北朝鮮の核問題に関する6か国協議とは関係ないとしている。
2月13日の合意事項の第一段階では、長年にわたり北朝鮮の核開発の中心的役割を担ってきたと目される寧辺の核施設を、北朝鮮が60日以内に稼働停止・封印し、国連(UN)の核査察団を受け入れるとしていた。
しかし、違法性が疑われる北朝鮮資金の返還が遅延したことから、北朝鮮は返還を確認するまで6か国協議に応じないとしたため、協議は暗礁に乗りあげた。北朝鮮関連口座の資金約2500万ドル(約29億円)は、米財務省が2005年11月、マカオ(Macau)の銀行バンコ・デルタ・アジア(Banco Delta Asia、BDA)の北朝鮮関連口座を通して米100ドル札偽造やマネーロンダリング(資金洗浄)が行われている疑いがあると指摘したため、米国の意向を受けたマカオ当局により凍結されていた。交渉を続けていた米政府は6日、北朝鮮の資金返還問題の技術的な解決方法が見つかったと発表している。
写真は、ラスベガス(Las Vegas)で開かれた労働組合の会合で演説するリチャードソン知事。(c)AFP/GABRIEL BOUYS