
【パリ/フランス 25日 AFP】2007年の大統領選挙で初の女性大統領を目指す左派野党・社会党(PS)のセゴレーヌ・ロワイヤル(Segolene Royal)候補は25日、「フランスの国旗と国歌を極右の国家主義者たちから奪還したい」との発言について、各方面から非難を浴びた。
同候補は23日、国民戦線が拠点を置くリビエラ(Riviera)へ向かう際、報道陣に対して「大統領に選出されたら、国民1人1人に国歌を覚えさせ、一家に1本国旗を常備させて祝日の国旗掲揚を働きかけたい」と発言したもの。「国家のシンボルを極右に明け渡すのではなく、われわれの手に取り戻したい」とも語った。
同候補が最近行った4つの選挙集会では、いずれも、国歌「ラ・マルセイエーズ(La Marseillaise)」をスピーカーから大音声で流すという演出が行われた。これは、移民排斥を唱えるジャンマリ・ルペン(Jean-Marie Le Pen)党首率いる極右政党・国民戦線(FN)の選挙活動をほうふつとさせるものだ。
こうした動きについて、一部の識者は、同候補の最大のライバルである保守与党・国民運動連合(UMP)の公認候補であるニコラ・サルコジ(Nicolas Sarkozy)内相が最近、「移民省」の新設と「フランス人としてのアイデンティティー確立」を提唱したことに対抗して、極右政党支持者の票取りを狙ったものではないかとみている。
写真は25日、パリのラジオ局で政治番組「Le grand jury」に出演し、ジャーナリストの質問に答えるロワイヤル候補。(c)AFP/BERTRAND GUAY
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