写真はソウルの製粉工場で北朝鮮に送るための小麦粉を準備する作業員(1996年7月4日撮影)。(c)AFP
【ソウル/韓国 22日 AFP】韓国政府は22日、北朝鮮への人道支援を28日に再開することを発表した。前月の6か国協議で北朝鮮がエネルギー支援と引き換えに核施設を閉鎖することで合意して以来、両国間の雪解けムードの一層の兆しと受け止められる。
統一省の申彦詳(シン・ウォンサン、Shin Eon-Sang)次官は、度重なる水害に見舞われている北朝鮮に対し、28日にまず毛布6万枚を送り、4月から5月にかけてコメ1万500トン、トラック50台、セメント7万415トン、鉄棒1800トンを支援する方針を明らかにした。また、肥料支援は、27日に先行実施されるという。
韓国は、北朝鮮が前年7月にミサイル発射実験を行った直後に、同国へのコメ50万トンと肥料30万トンの支援ならびに水害被災者への緊急支援を停止した。北朝鮮は同10月には核実験を実施し、両国の緊張は高まっていた。
今月初旬に開催された南北閣僚級会談では、2月13日の6か国協議での合意を受け、韓国は肥料支援の先行実施とコメ支援の再開に原則的に合意していた。
会談では、離散家族の再会事業の再開も合意された。3月27-29日にはテレビ画像による再会が、5月9-14日には金剛山(Mount Kumgang)にある離散家族面会所での実際の面会が、それぞれ実施される。
写真はソウルの製粉工場で北朝鮮に送るための小麦粉を準備する作業員(1996年7月4日撮影)。(c)AFP