写真は6か国協議に参加するため北京を訪れたヒル次官補。(2007年2月13日撮影)(c)AFP/Frederic J. BROWN
【北京/中国 16日 AFP】北朝鮮の核問題を協議する6か国協議の米国主席代表を務めるクリストファー・ヒル(Christopher Hill)国務次官補は16日、「北朝鮮への金融制裁問題は解決しつつあり、北朝鮮の核放棄に向けて状況は進展している」との見方を示した。
19日の6か国協議の再開を前に北京入りしたヒル次官補は、米財務省がマカオの銀行、バンコ・デルタ・アジア(BDA)の北朝鮮関連口座の凍結解除を事実上容認する決定を下したことについて、「北朝鮮の要求を満たすものだ」と記者会見で語った。
「北朝鮮は金融制裁が解除されるという保証を求めていた。率直に言って、金融制裁の問題は解決に向かっていると理解している。われわれ(米国)は、金融制裁の問題を解決し、6か国協議の合意を果たした」。
米財務省は14日、米金融機関に対し、北朝鮮が資金洗浄に利用しているとみられる口座を保有するBDAとの取引きを禁止する措置を発令した。同銀行は米国政府の北朝鮮への制裁措置を受け、2005年から北朝鮮関連口座を凍結している。
米政府の決定について、北朝鮮側からのコメントは出ていないが、6か国協議の議長国である中国が「深い懸念」を表明している。これについてヒル次官補は、午後に予定されている中国高官との会合で、中国側の懸念を取り除きたいとの意向を示した。
記者会見に先立ち、ヒル次官補は同日午前、国際原子力機関(IAEA)のモハメド・エルバラダイ(Mohamed ElBaradei)事務局長と会談、同事務局長から先の訪朝の報告を受けた。
写真は6か国協議に参加するため北京を訪れたヒル次官補。(2007年2月13日撮影)(c)AFP/Frederic J. BROWN