写真は同日、ローラ・ブッシュ(Laura Bush)大統領夫人と大統領専用機「エアフォースワン(Air Force One)」で中南米歴訪へ向かうブッシュ大統領。(c)AFP/Mandel NGAN
【ワシントンD.C./米国 9日 AFP】上院民主党は8日、駐イラク米軍を2008年3月までに撤退させるとする内容の法案を提出し、ブッシュ政権との対決姿勢を強めた。民主党は下院でも同様の法案を提出している。
民主党のハリー・リード(Harry Reid)上院院内総務はブッシュ政権の新イラク政策を「機能していない」と評価した上で、このままジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)大統領の「失政」に従うか、政策変更を行うかどうかを決定しなければならない時期に来ているとの認識を示した。
また、下院民主党も駐イラク米軍の撤退期限を2008年9月とする法案を議会に提出。法案はさらに、イラク情勢が改善されない場合、撤退時期を前倒しする内容となっている。一方、ブッシュ大統領は法案阻止のため、直ちに拒否権を発動する考えを示している。
民主党が提出した法案は、120日以内に駐イラク米軍の段階的な撤退を開始し、2008年3月31日までには撤退を完了することを明記したもの。リード院内総務は、早ければ12日にも法案審議を開始したい意向だ。
法案には共和党が強硬に反対している上、民主党内にも撤退プロセスに関する異論があり、法案が可決されるかどうかは不透明な情勢。
上院では既に、ブッシュ政権の駐イラク米軍増派(2万1500人規模)政策に対する法的拘束力のない非難決議が、共和党の反対で審議不能となっていた。
写真は同日、ローラ・ブッシュ(Laura Bush)大統領夫人と大統領専用機「エアフォースワン(Air Force One)」で中南米歴訪へ向かうブッシュ大統領。(c)AFP/Mandel NGAN