写真は同日、ウィーンで会談後、共同記者会見に臨むエルバラダイ事務局長(左)と潘事務総長。(c)AFP/DIETER NAGL
【ウィーン/オーストリア 24日 AFP】国際原子力機関(IAEA)のモハメド・エルバラダイ(Mohamed ElBaradei)事務局長は23日、北朝鮮の核開発問題をめぐる協議のため、同国政府から訪問要請を受けたことを明らかにした。
エルバラダイ事務局長は北朝鮮側の要請に応じる構えで、IAEAとの関係正常化、6か国協議の合意事項である核関連施設閉鎖の2点について、北朝鮮側の出方を見定める意向。IAEAの報道官によれば、事務局長の北朝鮮入りは3月の第2週目あたりになる見通しで、実現すれば1997年の就任以降、初となる。
同日、エルバラダイ事務局長と会談した国連(UN)の潘基文(パン・キムン、Ban Ki-Moon)事務総長は今回の北朝鮮訪問について、「核関連施設の稼働停止と、すべての核関連施設、兵器の完全廃棄に向けた対話の進展を望む」との見解を示している。
今月北京で行われた6か国協議では、北朝鮮がエネルギー支援と引き換えに核関連施設の閉鎖に応じることで合意に至っているが、プルトニウム核兵器の保有や高度ウラン濃縮活動疑惑については触れられておらず、問題点も指摘されている。
写真は同日、ウィーンで会談後、共同記者会見に臨むエルバラダイ事務局長(左)と潘事務総長。(c)AFP/DIETER NAGL