
【東京 13日 AFP】中国の曹剛川(Cao Gangchuan)国防相は北京(Beijing)で12日、額賀福志郎前防衛庁長官と会談し、一か月前に行った人工衛星破壊実験について「再び実施する考えはない」と語った。
共同通信によると、曹国防相は額賀前防衛庁長官に対し、実験は科学技術開発を目指したもので、特定の国を対象としたり脅威を与える目的ではないことを強調し、「今後、再実験を行う計画はない」と述べたという。
中国は1月、宇宙空間軌道上の自国気象衛星の1つを弾道ミサイルで破壊する実験を行った。実験の事実は2週間後に発表され、中国は破壊された衛星破片の「宇宙ゴミ」と各国衛星や国際宇宙ステーションなどとの衝突を懸念する国際社会の非難を浴びることとなった。米国や日本も自国の軍事衛星などへの影響を懸念する声明を発表している。
過去に衛星破壊実験の実施経験がある国は、冷戦時代にいわゆる「スターウォーズ計画」を立ち上げた米国とソビエト連邦のみ。両国は1985年に計画の中止で合意している。
一方、中国も以前、米国に対し衛星破壊実験の恒久的停止を要求したことがある。
写真は、中国の曹剛川国防相(2006年9月5日撮影)。(c)AFP/VALENTINA PETROVA
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