【モスクワ/ロシア 5日 AFP】セルゲイ・ラブロフ(Sergei Lavrov)露外相は、EU・ロシア新協定をめぐるEU首脳との5日の会談を前に、協議ではエネルギー協力の問題が焦点になるとの見方を示した。
同外相は、ロシアのKulturaテレビで、「エネルギーの安定供給も含め、新しい戦略的パートナーシップ契約をEUと締結することになるだろう」との見通しを示した。
EUは現在、エネルギーの4分の1をロシアに頼っており、石油と天然ガスの大半はウクライナとベラルーシを経由して供給されている。前年、ロシアとこれら2国は天然ガスの値上げをめぐって対立し、EU諸国への送油が停止されるという事態が発生。EUの間では、石油の主要供給国としてのロシアへの信頼が揺らいでいる。
EUの議長国をつとめるドイツは、EU・ロシア協定を11月に更新するにあたり、その一環であるエネルギー新協定について早めに合意に至りたい考えだ。これに対し、ラブロフ外相は、「ロシアはEUと米国との対話を通じ、供給者、消費者、経由国それぞれの権利と義務が対等になるよう、エネルギー安全保障の条件付けを行っているところだ。条件の確定にはもうしばらくかかるだろう」と語った。
ロシアは、EUのエネルギー憲章への加盟の協定批准を拒否している。
同外相は5日、EUのハビエル・ソラナ(Javier Solana)共通外交・安全保障上級代表、欧州委員会のベニータ・フェレロワルトナー(Benita Ferrero-Waldner)委員(対外関係担当)およびフランクワルター・シュタインマイヤー(Frank-Walter Steinmeier)独外相と会談する。
これに先立ち、ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)露大統領とアンゲラ・メルケル(Angela Merkel)独首相は前月、エネルギー問題について協議したが、合意には至っていない。
写真は、記者会見に臨むセルゲイ・ラブロフ露外相。(c)AFP/ALEXANDER NEMENOV
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