写真は4日、サウジアラビアのアブドラ・ビン・アブドルアジズ国王の出迎えを受けるアンゲラ・メルケル独首相。(c)AFP/HASSAN AMMAR
【リヤド/サウジアラビア 4日 AFP】中東歴訪中のアンゲラ・メルケル(Angela Merkel)独首相は4日、サウジアラビアのアブドラ・ビン・アブドルアジズ(Abdullah bin Abdul Aziz)国王と会談、緊張が続くパレスチナ情勢について協議した。
国営サウジ通信(SPA)が伝えたところによると、会談の焦点は「パレスチナ問題とイラク情勢」で、その他、独-サウジ両国間の協力関係促進についても話し合われた。
同日サウジ入りしたメルケル首相は、皇太子のスルタン・ビン・アブドルアジズ(Sultan bin Abdul Aziz)第1副首相兼国防航空相を始めとした閣僚らの出迎えを受けた。
外交筋によると、メルケル首相は続いて湾岸協力会議(GCC)のアブドルラハマン・ビン・ハマド・アティーヤ(Abdul Rahman bin Hamad al-Attiyah)事務局長とも会談する。
これに先立って、メルケル首相はエジプトのカイロ(Cairo)を訪問、ホスニ・ムバラク(Hosni Mubarak)大統領やアムル・マハムード・ムーサ(Amr Mahmoud Mussa)アラブ連盟(Arab League)事務局長と会談した。
■ 中東和平に国際的な協力体制の強化
ムーサ事務局長との会談後、中東和平に向けた国際的な協力体制の強化を呼びかけたメルケル首相は、「別々の大陸から異なるメッセージが出されるようなことがあってはならない」と記者団に語った。
AFPの取材に対しては、停滞している中東和平プロセスが今年中に進展するとのムーサ事務局長の見解を明らかにした。
また、ドイツ高官の1人によると、ムーサ事務局長は「中東の紛争解決に向けて欧州が大きな役割を果たすことを強く求めた。特に国連(UN)、欧州連合(EU)、米国、ロシアによる4者協議に米国がより積極的に関わるよう、(EU議長国の)ドイツの後押しを求めた」という。
中東和平をめぐる4者協議は、2日ワシントンで開催されたばかり。2003年4月の発足以来ほとんど進展が見られないイスラエルとパレスチナの2国家共存を目指すロードマップ(行程表)について、引き続き履行を支援していくことで一致している。
写真は4日、サウジアラビアのアブドラ・ビン・アブドルアジズ国王の出迎えを受けるアンゲラ・メルケル独首相。(c)AFP/HASSAN AMMAR