【バチカン 14日 AFP】サンピエトロ広場(Saint Peter’s Square)で13日、ローマ法王の同性婚反対発言に対する200人規模の抗議活動が行われた。ローマ法王ベネディクト16世(Benedict XVI )は11日、ローマ市長に対し、同性婚を法的に認める法案は種の存続にとって「脅威」であり「非生産的」であると従来の主張を繰り返していた。
「自決を守れ、バチカンに縛られるな」と書かれた横断幕を掲げてデモ活動が行われたサンピエトロ広場では、10年前にも同性愛者のシチリアの詩人、アルフレード・オルマンド(Alfredo Ormando)氏が「カトリック教会は同性愛恐怖症だ」と抗議し、焼身自殺を遂げている。
■法案めぐり各派で論争に
同性婚を認める法案を巡っては、急進・保守両派間だけでなく、同性婚の法制化を選挙公約に掲げた ロマーノ・プロディ(Romano Prodi)首相率いる中道左派連合(Union coalition)内でも論争が巻き起こっている。
イタリア国会は同性婚法案の審議を開始。可決すれば同性カップルにも、遺産相続権や、医療保険の共同加入、刑務所や病院での面会の権利などが認められる。だが抗議参加者によると、ローマ教会が健全な国会審議を妨害しているという。
同性愛団体「Arcigay」のフランコ・グリリニ(Franco Grillini)氏は、「他の非宗教国家のように、国会はバチカンの圧力に屈することなく自由に審議を進めなければならない」と訴えた。
写真は写真は13日、サンピエトロ広場で抗議のデモを行う人々。(c)AFP