写真は4日、新年の挨拶を交わすシラク大統領(左)とドビルパン首相。(c)AFP/PATRICK KOVARIK
【パリ/フランス 8日 AFP】ドミニク・ドビルパン(Dominique de Villepin)首相は7日、4月の大統領選挙の与党・国民運動連合(UMP)公認候補を決定する党大会を欠席する意向を示した。テレビのインタビューで語ったもの。14日にパリで開催される党大会では、同首相のライバルであるニコラ・サルコジ(Nicolas Sarkozy)内相(51)が圧倒的多数の支持を受けて公認候補に選出されると見られている。
■「シラク派」、こぞってサルコジ批判を展開
同首相は以前にも、「首相としての意見を明らかにしないまま投票するのは不適切である」として、党大会には出席しないと述べていた。
サルコジ内相への不支持を公言しているジャック・シラク(Jacques Chirac)大統領(74)の腹心の部下とされる同首相は、「サルコジ内相は公開討論を行おうとしない」として、UMP党首としての同氏の資質を疑問視する発言を繰り返してきた。
「政治家一族をグリーンピースや缶詰のイワシのように並べただけで勝てると考えるのは大間違いだ」との挑発的な発言も行っている。
ジャンルイ・ドブレ(Jean-Louis Debre)下院議長も5日、サルコジ内相への不支持を表明。シラク大統領、ドビルパン首相、ミシェル・アリヨマリ(Michele Alliot-Marie)国防相のいずれかの立候補を希望する意向を示した。
■出馬におわす大統領と首相
シラク大統領とドビルパン首相は、人気の低迷にもかかわらず、立候補の可能性を完全には否定していない。シラク大統領が3期目を狙って立候補する可能性は極めて低いと見られているが、同大統領は前週、立候補をにおわす発言をし、国内に波紋を広げた。サルコジ陣営に混乱を起こす目的があったのではと観測されている。
写真は4日、新年の挨拶を交わすシラク大統領(左)とドビルパン首相。(c)AFP/PATRICK KOVARIK