写真は、ソウルの韓国戦争記念博物館に展示された北朝鮮のスカッドBミサイル(右、7月6日撮影)。(c)AFP/JUNG YEON-JE
【ソウル/韓国 30日 AFP】韓国の国防省は29日、北朝鮮の核を含む兵器について「韓国にとって深刻な脅威」と警告する白書を発表した。同白書の発行は2年に1回。
白書では北朝鮮の核兵器について、過去3年間で推定30キログラムのプルトニウムを製造しており、原子爆弾5個が製造可能と指摘。
通常兵器については、国境付近に配備すればソウル(Seoul)を射程におさめる重火砲200門を入手していることや、計820機保有する空軍機の4割を国境付近の領内に配備していることも明らかにした。国境からソウルまでの飛行時間は数分とされる。
国防省の政策担当者、Chung Seun-Jo少将は記者団に対し、「今回の白書では、核実験の実施や大量破壊兵器の保有などの観点から、北朝鮮の軍事力を韓国にとっての『深刻な脅威』と表現した」と語った。
一方で同白書は、北朝鮮を公式に「核保有国」と定義する立場はとっていない。
北朝鮮は10月9日に核実験実施を発表。その後、国際社会の非難を受け、国連(UN)制裁の対象となっている。
写真は、ソウルの韓国戦争記念博物館に展示された北朝鮮のスカッドBミサイル(右、7月6日撮影)。(c)AFP/JUNG YEON-JE