【東京 28日 AFP】安倍晋三首相は28日、関連政治団体の不正経理問題で辞任した佐田玄一郎氏の後任の行政改革担当相として、渡辺喜美・内閣府副大臣(54)に正式に就任を要請した。
渡辺美智雄元外相を父に持つ同氏は、同日朝、宿舎前で記者団に対し、未明に首相から電話で打診を受け、受諾したことを明らかにしたうえで「非常に重たく感じている」と語った。また、安倍内閣の現状について聞かれると、「内閣支持率は下がり続け、安倍政権は完全には機能していない」とコメントした。
同日午後に皇居で任命式が行われる予定。
9月の自民党総裁選の際に安倍首相を積極的に支援し、その論功行賞の意味合いで行政改革担当相に任命された佐田氏は、同氏の政治団体が実体のない事務所の経費として1990年から2000年の10年間に8000万円を支出したとする「架空支出」の報告を行ったことが26日に発覚し、窮地に立たされていた。同氏は刑事責任を問われる可能性もある。
佐田氏は前日の27日に、「不適切な会計処理」は認めたものの、不正行為ではないと主張し、議員を辞職する考えもないことを明らかにした。
今回の辞任劇は、このところ支持率が40%近くにまで落ち込んでいる安倍内閣にとって、大きな痛手となった。
写真は首相官邸で記者会見を行う安倍首相(2006年12月19日撮影)。(c)AFP/KAZUHIRO NOGI
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