写真は北京で21日、朝鮮代表団の金外務次官との協議開始前に記者団の質問に応じるヒル国務次官補。(c)AFP/GOH CHAI HIN
【北京/中国 21日 AFP】北京で開催中の北朝鮮核開発問題をめぐる6か国協議は21日、4日目を迎えた。北朝鮮との2国間協議を終えた米国が、協議に難航していることを認めつつも、「現状打開の可能性はわずかながら残されている」とコメントしたことから、協議では今後の展開に期待をつなぐムードが出ている。
6か国協議は9月、米国の金融制裁に反発した北朝鮮が出席を拒否し、13か月間にわたり中断されていたが、18日北京で再開された。10月9日には北朝鮮が初の核実験に踏み切り、6か国協議の再開は緊急課題となっていた。
協議が開始されると、北朝鮮は核放棄の前提として、金融制裁解除など多数の要求を強硬に主張。他の協議参加国らは、この要求を受け入れがたいものとし、21日現在、「協議にまったく進展が見られない」との見方を示している。
一方、米主席代表のクリストファー・ヒル(Christopher Hill)国務次官補は、北朝鮮代表の金桂寛(キム・ゲグァン、Kim Kye-Gwan)外務次官との2国間協議を2日間にわたって実施。協議を終えた20日夜、「極めて困難な折衝だが、状況は進展している。有意義な協議だった。今週末になれば、この話し合いが成功だったかどうかは自ずと分かるだろう」と記者団に語った。
米国側と中国側は、2005年9月に6か国協議が中断される以前より、安全保障、エネルギー支援などの見返りに、北朝鮮に核放棄を促すことを目標としていた。ヒル国務次官補は20日、「現時点でも目標は同じだ。1年以内にこの目標を達成したいと考えている」と述べている。
写真は北京で21日、朝鮮代表団の金外務次官との協議開始前に記者団の質問に応じるヒル国務次官補。(c)AFP/GOH CHAI HIN