写真は12日、同会議で反シオニズムのユダヤ教正統派、ネトゥレイ・カルタ(Neturei Karta)のメンバーと抱き合うアフマディネジャド大統領(右)。(c)AFP/ATTA KENARE
【ロンドン/英国 13日 AFP】マハムード・アフマディネジャド(Mahmoud Ahmadinejad)イラン大統領の号令のもと、同国の首都テヘラン(Tehran)で11~12日の2日間にわたり、第2次世界大戦時のユダヤ人大量虐殺「ホロコースト(Holocaust)」の信ぴょう性を論じる国際会議が開催され、ホロコースト否定論を唱える欧米の歴史家らが多数参加した。イスラエルや米英を中心に、西欧諸国からは非難の声が上がっている。
■欧米諸国から怒とうのような非難
トニー・ブレア(Tony Blair)英首相は12日、「この会議はセクト主義と憎悪のシンボル。想像を絶するほどショッキングなことだ」と、主催者のアフマディネジャド大統領を非難した。
米ホワイトハウス(White House)も同日、「文明社会、そして『寛容と相互尊重』というイランの伝統的な価値観に対する侮辱だ」とのコメントを発表した。
また、ドイツを公式訪問中のエフド・オルメルト(Ehud Olmert)イスラエル首相は、「イランの政策は、どれもこれも容認しがたい。同国が欧米の文明に対する脅威だということを、はからずも露呈した形だ」と怒りをあらわにした。
オルメルト首相との共同記者会見にのぞんだアンゲラ・メルケル(Angela Merkel)独首相も、「ドイツはそのような会議を決して容認しないし、断固として抗議する」と述べた。
■繰り返されるイラン大統領の「ホロコースト否定」発言
「ホロコーストを科学的に検証する」をうたい文句とした同会議には、フランスのロバート・フォーリソン(Robert Faurisson)博士、Fredrick Toeben氏、米白人至上主義団体、Ku Klux Klan(クー・クラックス・クラン、KKK)元メンバーのデビッド・デューク(David Duke)氏ら、名だたる「ホロコースト否定論者」が出席した。この会議を提唱したアフマディネジャド大統領自身も、これまで、ホロコーストを否定する発言を繰り返している。
写真は12日、同会議で反シオニズムのユダヤ教正統派、ネトゥレイ・カルタ(Neturei Karta)のメンバーと抱き合うアフマディネジャド大統領(右)。(c)AFP/ATTA KENARE
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