写真は7日、ベイルートの中心街に設置された巨大スクリーンを通して、反政府デモの参加者らに語りかけるナスララ師。(c)AFP/RAMZI HAIDAR
【ベイルート/レバノン 8日 AFP】大規模な反政府デモが続くレバノンで7日、イスラム教シーア派武装組織ヒズボラ(Hezbollah)指導者のハッサン・ナスララ(Hassan Nasrallah)師が、ベイルート(Beirut)中心部の政府庁舎前で抗議を続ける数千人の人々に向けてテレビ演説を行った。
ナスララ師の演説は、反政府デモが開始された前週1日の夕方以来となる。現地時間夜8時半から2つの巨大スクリーンで中継され、集まったデモ参加者らの中からは喝采(かっさい)が起きた。
反政府勢力の中心は、シーア派政党とキリスト教マロン派のアウン元将軍派。親シリア派の閣僚6人が11月に辞任したことを受け、もはや政府を承認することはできないとして内閣の総辞職を求めている。
今後も抗議を拡大していく方針で、6日には国民に向けて、「日曜(10日)の午後3時(現地時間)にベイルート中心部で行われる抗議デモに一丸となって参加し、われわれの声が聞かれる歴史的な日としよう」「さまざまな平和的抗議の形式と手段に備えよ」などと呼びかけた。
これに対し、フアド・シニオラ(Fuad Siniora) 首相は7日、反対派に政府との対話に復帰するよう繰り返して要請。「どれほど長い時間がかかろうと、レバノンの人々はともに腰を落ち着けていなければならない」と述べた。シニオラ首相の現政権は、2005年の選挙で反シリア派が多数を占める議会に支持されている。
写真は7日、ベイルートの中心街に設置された巨大スクリーンを通して、反政府デモの参加者らに語りかけるナスララ師。(c)AFP/RAMZI HAIDAR