【9月4日 AFP】両足義足の「ブレードランナー」として知られる南アフリカのオスカー・ピストリウス(Oscar Pistorius)が3日、前日行われたロンドン・パラリンピック、陸上男子200メートル(T44クラス)決勝後に不満を口にしたタイミングが悪かったと謝罪した。

 同決勝でピストリウスはブラジルのアラン・オリベイラ(Alan Oliveira)に敗れて銀メダルとなり、競技が行われたオリンピックスタジアム(Olympic Stadium)は騒然となった。

 レース後にピストリウスは、規則で定められた義足の長さで他の選手が「信じられないくらい高く」なり、自身が不利な状況にあって公平ではないレースだったと主張し、国際パラリンピック委員会(International Paralympic Committee)を非難した。

 ピストリウスは「他の選手の勝利の瞬間を損なわせるつもりなどまったくなかった。昨日のレース後のコメントのタイミングについて謝罪したい」と声明を発表した。

 ピストリウスは、今後国際パラリンピック委員会側と会合を持つことになっている。(c)AFP