【3月14日 AFP】ローマ法王庁(バチカン)は13日、新しいローマ法王を選ぶ会議「コンクラーベ」でアルゼンチン出身のホルヘ・マリオ・ベルゴリオ(Jorge Mario Bergoglio)枢機卿(76)を第266代法王に選出した。フランシスコ1世(Francis I)を名乗る。南米出身者が法王に就くのは初めて。

 サンピエトロ大聖堂(St Peter's Basilica)のバルコニーに現れた新法王は、大聖堂前に集まった何万人もの信者から「Habemus Papam!」(新法王が誕生した!)と感嘆の声で迎えられた。

 システィーナ礼拝堂(Sistine Chapel)の煙突からは法王選出を知らせる白い煙が上がり、サンピエトロ大聖堂の鐘が鳴り響いた。5回目の投票で新法王が決まった。

 イエズス会(Jesuit)初のローマ法王となったベルゴリオ枢機卿は、先月に退位したベネディクト16世(Benedict XVI)を選出した2005年のコンクラーベで次点候補だったとされている。(c)AFP/Dario THUBURN