【2月12日 AFP】ローマ法王ベネディクト16世(Benedict XVI、85)が退位を表明したことについて、兄のゲオルク・ラッツィンガー(Georg Ratzinger)氏は11日、ベネディクト16世は数か月前から退位を計画していたと語った。

 ベネディクト16世より4歳年上のラッツィンガー氏は退位の理由を「年齢的な負担を感じていたから」と説明し、「(法王は)法王庁が必要としていることは分かっている。退位は正しい判断だと思う。法王庁をより若い人々の手にゆだねるのは良いことだ」と語った。

 ラッツィンガー氏は法王が退位後もローマ(Rome)にとどまる意向であることも明らかにし、「私はローマを年3回訪れている。これからは一緒に過ごせる時間も増えるだろう」と語った。(c)AFP