【12月26日 AFP】ナイジェリア北部で24日、クリスマス・イブの礼拝中だった教会を武装集団が襲い、神父を含む6人を殺害した後に教会に火を放つ事件があった。地元警察などが25日、発表した。

 事件が起きたヨベ(Yobe)州ではイスラム過激派の「ボコ・ハラム(Boko Haram)」による犯行とみられる暴力事件が続いており、礼拝中の教会もたびたび標的とされてきた。昨年12月25日のクリスマス当日にも複数の教会が攻撃され、多くの死傷者が出た。

 ローマ法王ベネディクト16世(Benedict XVI)は、例年行っているクリスマスの祝福メッセージの中で、「残虐なテロ行為が、キリスト教徒を多く含む人々の命を奪い続けているナイジェリアに、平和が訪れるように」との祈りを捧げた。

 ボコ・ハラムはこれまで教会や警察などを襲撃してきた。2009年以降に起きた一連の暴動による死者は、治安部隊に殺害された者も含め3000人に上るとされている。(c)AFP