【10月8日 AFP】フランスの法律について違憲審査を行う憲法会議(Constitutional Council)は7日、ニコラ・サルコジ(Nicolas Sarkozy)政権が推進してきた「顔をすべて覆うベール」の公共の場所での着用を禁じる法律に対し、合憲との判断を下した。ただし、信仰の自由を侵害するおそれがあるとして、礼拝所での着用は適用除外とした。

 合憲判断を受け、同法は来年から施行される。

 国民議会と元老院を通過して成立したこの法律には「イスラム」との明記はないが、イスラム教徒女性のブルカやニカブの公共の場での着用を禁じることがねらい。反対派は、仏欧の人権法に違反していると訴えている。(c)AFP

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